今回は、Facebook・Instagramダイナミック広告の特徴やメリットについて紹介します。Google広告で動的リマーケティング広告を配信している方や、Facebook広告を配信中でもダイナミック広告は聞いたことがないことに向けて、ダイナミック広告の特徴をご説明いたします。

Facebookダイナミック広告とは

Facebookダイナミック広告とは、カタログと呼ばれる商品フィードをもとに、1つまたは複数の商品を組み合わせユーザーの関心に近い広告を表示させる仕組みのことです。サイト訪問実績がある利用者に対して有効な動的リターゲティング広告はもちろん、サイト訪問履歴がないユーザーに対しても関連性が高いと思われる商品を訴求することができます。https://www.facebook.com/business/news/JA-DPA-updates（画像参照）

また、商品に限ったものではなく、物件や求人なども配信可能なため、獲得できなかった顧客への再アプローチなどを自動的に行うことが可能です。

あまり馴染みのない名称ですが、基本的に Google や Yahoo! の動的広告とダイナミック広告は同じもので、Google 広告などで動的広告の配信をおこなっている方は Facebook 広告でも配信することをおススメします。

ダイナミック広告のメリット

ダイナミック広告の一番のメリットは「ユーザーに合わせた興味のある広告配信ができる」という点ですが、その他にも様々なメリットがあります。

広告作成の手間が省ける

通常のディスプレイ広告では、画像やテキストの準備が必要であったり媒体に合わせたクリエイティブ制作が必要ですが、ダイナミック広告は、データフィードという商品データ一覧を準備しておくことで、ユーザーに適したこ広告が自動的に生成されます。

そのため、広告の配信を検討しているが「クリエイティブ作成の担当者がいない」という問題を抱えている場合でも効率のいい広告出稿が可能です。

ユーザーの興味に合わせた広告表示ができる

ダイナミック広告は、興味や関心のものが明確になっていないユーザーであっても、購入の可能性があるユーザーに対し、関連性の高い広告の配信が可能です。ユーザーが一度サイトを離脱した後に、閲覧した商品と同じ、もしくは近い商品の広告を配信することができるので、新規顧客獲得の可能性が高まり、成果につなげることができます。

購入に繋げる

商品を過去に閲覧したが購入に至らなかったユーザーを追いかけて広告を表示するリターゲティング広告を配信することができます。
商品閲覧後未購入のユーザーは商品に興味があるため、再度広告を表示することで商品を思い出していただき購入の確率を上げることができます。

ダイナミック広告のデメリット

商品情報（フィード）の作成に手間と時間がかかる

ダイナミック広告の配信をするのは商品情報(フィード）を作成し登録する必要があります。

フィードの作成には、商品情報やフィード作成のための知識が必要となります。

定期的なメンテナンスが必要

商品情報のメンテナンスを行わずに配信をしていると、パフォーマンスが低下していくため、

こまめに商品情報のメンテナンスを行う必要があります。

ダイナミック広告に特に向いている商材

ダイナミック広告では、適切なタイミングで適切なユーザーに適切な情報を提供するために高精度なターゲティングを行うという特性上、ECサイトなどの扱う商品やデータ量が多い業界との相性がいいといわれています。

例えば、下記のようなサービスの利用が向いています。

・多様な職種、業種を扱う求人サイト

・多くの物件情報を扱う不動産サイト

・旅行サイトやホテル予約サイト

また、ダイナミック広告は「写真広告」「カルーセル広告」「コレクション広告」の3つに対応しています。そのため、異なる商品やサービスを一つの広告の中に表示させることができ、ユーザが閲覧したりユーザーが閲覧・カートに入れた商品のほかに同様の商品を購入したユーザーが興味関心のある商品など、関連性のありそうな商品がおすすめとして表示されることも期待できます。

Facebook広告ガイド写真広告、Facebook広告ガイドカルーセル広告、Facebook広告コレクション広告（画像参照）

ダイナミック広告の効果を上げる3つのポイント

コンバージョンユーザーの除外

過去にWEBサイトでコンバージョンしたユーザーの除外をすることで、購入に至る可能性の高いより多くのユーザにアプローチすることが出来ます。

フィードの情報を最新化する

フィードにある情報を元にした広告からアクセスしたにもかかわらず、実情報と誤りがあった場合には、ユーザーに不利益な情報となります。フィードの情報は実情報と誤りがないよう、常に最新化しておきましょう。

例えばECサイトの場合、フィードの情報を反映したダイナミック広告で「在庫あり」を表示されているにも関わらず、実際には在庫がなかった場合、せっかく流入したユーザーの購入に繋がりません。この場合、ダイナミック広告を出しても機会損失になるだけなので、フィードの情報は最新のものに更新しておきましょう。

ユーザーに分かりやすいフィードにする

フィードは、ユーザーにどんな商品やサービスなのかを一目見て認識できるよう、わかりやすい画像やクリエイティブを使用する必要があります。

商品名にブランドやカラー、サイズなど具体的な情報を含めたり、英語の表記はなるべく日本語の表記にするなど、商品情報の最適化を行うことで広告のパフォーマンスのの向上を見込むことが出来ます。

まとめ

この記事では、Facebook・Instagramダイナミック広告についの特徴やおすすめの業種、効果改善ポイントについてお伝えしました。

ダイナミック広告は自動で広告クリエイティブを作成し、配信行うにあたり便利な広告配信なので、「すでに広告を配信しているけれど、思うように成果が出ない」という方は一度利用してみることをおすすめします。

Facebook・Instagramダイナミック広告うまく活用し、広告のパフォーマンスと売上の向上をめざしていきましょう。