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オークション分析を使ってより効果的な分析&運用をする方法

2020年1月31日リスティング広告

みなさんはGoogle広告の機能のひとつ「オークション分析」を活用していますか。
広告運用において競合がどのような動きをしているのかを分析することはとても重要です。
オークション分析を活用すれば、競合がどのような動きをしているのか、また自社と比べてどういった運用をしているのかを知ることが出来ます。
今回はこの便利な機能、オークション分析の使い方と各指標の見方についてご紹介します。

オークション分析レポートとは

オークション分析レポートは競合他社のGoogle広告における出稿動向を確認できる機能です。
この機能ではキャンペーン、広告グループ、キーワードといった各レベルにおいて6つの指標をもとに競合の出稿状況を確認することが可能です。

オークション分析を見てみる

では実際の管理画面上でオークション分析を確認する方法をご説明します。

<キャンペーンのオークション分析を確認する場合>
アカウントを開き、オークション分析を確認したいキャンペーンを選択後、広告グループのタブを選択し、画面右上のオークション分析をクリック
ブログ①

<広告グループのオークション分析を確認する場合>
アカウントを開き、オークション分析を確認したい広告グループを選択後、キーワードのタブを選択し、画面右上のオークション分析をクリック
ブログ③

<キーワードのオークション分析を確認する場合>
アカウントを開き、オークション分析を確認したいキーワード(複数選択可)を選択後、画面右上のオークション分析をクリック
ブログ④

上記操作を行っていただくと下記のオークション分析レポート画面が表示されます
ブログ②

各指標の見方

オークション分析レポートでは、「インプレッションシェア」「重複率」「上位掲載率」「ページ上部表示率」「実際のページ上部表示率」「優位表示シェア」の6つの指標をもとに競合の動向を分析することが可能です。
ここでは各指標がそれぞれ何を指しているのかをご説明させていただきます。

インプレッションシェア

インプレッションシェアとは「広告が表示される可能性があった推定回数のうち、実際に広告が表示された回数の割合」のことです。
例えば、1,000回の推定表示回数があり、実際には500回しか広告が表示されなかった場合、インプレッションシェアは500÷1000=50%となります。
インプレッションシェアが50%の場合、Googleの推定よりも50%広告表示の機会を失っていることが分かります。
Googleによる推定表示回数は広告のターゲティングや入札単価、品質スコアなどによって決定される様です。

重複率

重複率とは「自社の広告と競合他社の広告が同時に表示された割合」のことです。
自社と競合の広告が同時に掲載されている割合を知ることが出来るので、重複率の高い他社と自社の広告文を比較し、より優位に見える広告作りに生かすことが出来るのがこの指標です。

上位掲載率

上位掲載率は「競合他社が自社の広告よりもより上位に掲載された割合」のことです。
例えば競合他社の上位掲載率が70%の場合、自社と競合が同時に広告表示された回数のうち70%が競合の方が上位に表示されたということになります。
競合の上位掲載率が軒並み高い場合は、入札単価やキーワードの見直しを行うとよいかもしれません。

ページ上部表示率

ページ上部表示率は「自社の広告が検索結果ページの上部に掲載された割合」のことです。
直近で掲載順位の指標が廃止になったGoogle広告上では、自社広告の広告掲載位置を知ることの出来る数少ない指標の1つですので、この指標は重要です。

実際のページ上部表示率

実際のページ上部表示率は「自社の広告が検索結果ページの1位に掲載された割合」のことです。
先ほどの「ページ上部表示率」と似た指標にはなりますが、こちらはページ最上部(掲載順位1位)に表示された割合になるので、より上部に掲載された割合を示すものになります。
ページ上部表示率と合わせて見ることで、掲載順位上位のどの位置に広告が出ているかよりイメージしやすくなります。

優位表示シェア

優位表示シェアは「自社の広告が他社競合の広告よりも上位に表示された、もしくは自社の広告のみ表示されていた割合」のことです。
この割合の変動は直接他社の広告との位置関係の変化を表しているので、優位表示シェアが下がってきたら、他社の広告をチェックして自社の広告運用を見直してみましょう。

なぜ「オークション分析レポート」を活用すべきなのか

広告を出稿するうえで、他社の動向を把握しておくことはとても重要です。
ただ実際に検索を行って他社の広告文やサイトの中身を確認することが出来ても、他社の運用の中身までは把握することが出来ず、Googleももちろんそこを開示しません。
オークション分析レポートはそんな他社の広告運用の傾向をつかむための数少ない情報の1つなので、どんどん活用していくべきなのです。

まとめ

ただ管理画面を見ているだけでは気付けなかったオークション分析レポート。
これをうまく活用すれば、あなたの広告運用はまた一つ進化すること間違いなしです。
皆さんもぜひ活用してみてください。

川勝 健

WEB広告運用のかけだし社員。

皆さんと共に成長していけるように頑張ります。


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