広告の成果をはかる1つの指標「平均掲載順位」

この指標は広告を運用していくためには上手に活用しなければいけません。
しかし、各広告媒体の仕様変更の中でこの指標がいま大きく変化しようとしています。
今回の記事ではそんな「平均掲載順位」について改めておさらいした上で、その今後についてもお話しようと思います。

平均掲載順位とは

平均掲載順位は、広告が掲載された表示順の平均位置を表す指標です。
検索広告の成果をはかるうえでは、この数値が1位に近ければ近いほど、ユーザーに見てもらいやすい位置に広告が掲載されていると判断することができます。

平均掲載順位の確認方法

各広告媒体、管理画面での平均掲載順位の確認方法について、ここではまずGoogleの場合をご説明いたします。
＜Googleの場合＞
①広告管理画面左側「キャンペーン」を選択したのち、右側の小さいアイコン「表示項目」を選択

②キャンペーンの表示項目を変更から「競合指標」を選択し、その中の「平均掲載順位」を選択

これで①のキャンペーン画面に平均掲載順位の列が追加されました

平均掲載順位がなくなる！？

ここまでで平均掲載順位の概要と確認方法について説明してきましたが、Googleの発表によると2019年9月をもって平均掲載順位の機能が廃止されることが決定しています。
（この記事を投稿した9/30現在、Googleでは平均掲載順位が確認できました）

またYahoo！でも平均掲載順位のサービス提供が9/25付けで終了しています。

平均掲載順位に代わる指標「インプレッションシェア」

広告成果をはかる重要な指標であった平均掲載順位に代わる指標として媒体側は「インプレッションシェア」の使用を推奨しています。

では、そのインプレッションシェアとはどういったものなのでしょうか。

インプレッションシェアとは

インプレッションシェアは広告が表示可能であった回数のうち、広告が実際に表示された回数の割合のことを指します。
広告表示可能であった回数が100回であり、そのうち50回広告が表示された場合のインプレッションシェアは50％となります。
またインプレッションシェアには複数の種類のものが存在しますが平均掲載順位に代わる指標として媒体が推奨しているのが「検索広告のページ最上部インプレッションシェア」「検索広告のページ上部インプレッションシェア」となります。
各インプレッションシェアが指す内容は下記の通りになります。

各インプレッションシェアについて

・検索広告のページ最上部インプレッションシェア
→検索広告のページ最上部インプレッションシェアは検索結果ページの上部に広告掲載が可能であった回数のうち、検索結果ページの最上部に実際に広告が表示された割合のことを指します

・検索広告のページ上部インプレッション シェア
→検索広告のページ上部インプレッションシェアは検索結果ページの上部に広告掲載が可能であった回数のうち、検索結果ページの上部に実際に広告が表示された割合のことを指します。

※Google広告ヘルプページから引用（https://support.google.com/google-ads/answer/9140484）

インプレッションシェアの確認方法

Google、Yahoo！のインプレッションシェアの確認方法について紹介いたします。
＜Googleの場合＞
①広告管理画面左側「キャンペーン」を選択したのち、右側の小さいアイコン「表示項目」を選択

②キャンペーンの表示項目を変更から「競合指標」を選択し、その中の「検索広告のページ上部インプレッションシェア」「検索広告のページ最上部インプレッションシェア」を選択

これで①のキャンペーン画面に各インプレッションシェアの列が追加されました

＜Yahoo！の場合＞
①広告管理画面上「キャンペーン」のタブ選択後、その下部「表示」のプルダウンメニューから「表示項目の変更」を選択

②表示された項目の中から「ページ上部のインプレッションシェア」「ページ最上部のインプレッションシェア」を選択

これで①のキャンペーン画面に各インプレッションシェアの列が追加されました

まとめ

これまで利用してきた広告の成果指標「平均掲載順位」が廃止され、それに代わる指標として今後使われていくことになるであろう「インプレッションシェア」
今後、様々なアップデートが行われていくかとは思いますがこういったタイミングに改めて広告の勉強をしてみるとよいかもしれませんね。