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Google広告【拡張CPC】について

2019年9月4日リスティング広告

「Googleのリスティング広告運用をしていてもなかなか成果が上がらない。」とお悩みではございませんか?そのような時は「拡張CPC」を使用してみるのも1つの解決策かもしれません。

今回はその「拡張CPC」についてまとめます。

拡張CPCとは

手動で設定した上限クリック単価を、過去のコンバージョンデータに基づいて自動で引き上げ・引き下げ調整してくれるGoogle広告の提供する機能です。
検索広告、ディスプレイ広告の両方で使用できる機能です。

たとえ、キーワードが多く管理がしにくいキャンペーンであっても、コンバージョンが増加するよう自動で調整を行ってくれて便利です。

メリット

拡張CPCのメリットは2点あります。

①効率的に予算消化できる
⇒コンバージョンの見込みが高い時、低い時で上限クリック単価を自動で調整してくれるため

②単価調整する時間削減
⇒細かな上限クリック単価の調整はシステムに任せることができるため

用途

以下の2つの場合では拡張CPCは効果を発揮できます。

・少ない広告予算で、出来る限りのコンバージョン数を獲得したい場合
・長い期間運用していて、過去はコンバージョンを多く取れていたが、今は減っている場合

⇒過去の溜まったデータをもとに、システムがキーワードの推定コンバージョン率を算出し、手動で設定した上限クリック単価を基準に、成果が見込める時は上限クリック単価を引き上げて上位掲載してくれ、成果が見込めない時は引き下げ、無駄な予算消化を防いでくれるため、有効です。

注意点

以下の3つの場合は拡張CPC設定する際は効果が得られない可能性があり、注意が必要です。

・過去のコンバージョン数が少ないキャンペーンの場合
・開始して間もないキャンペーンの場合
・「指名」系キーワードのような特に上位表示させたいキーワードがキャンペーン内にある場合

⇒過去のデータが少なければ、自動調整する際に入札単価を下げられてしまうため、効果が得られないです。また、個別キーワードでの設定が出来ないため、掲載順位を重視する場合にも効果は期待できません。

それぞれの自動単価調整機能との違い

ここでは、自動入札のなかでも「拡張CPC」と機能が似ている、「目標コンバージョン単価制」と「コンバージョン数の最大化」と「拡張CPC」の違いを説明します。

「目標コンバージョン単価制」:指定した目標コンバージョン単価以下でコンバージョン数を可能な限り増やせるよう上限クリック単価を自動調整してくれる機能

「コンバージョン数の最大化」:指定の予算を消化し、最大限のコンバージョン数が得られるよう上限クリック単価を自動調整してくれる機能

これら2つと「拡張CPC」の大きな違いは、上限クリック単価の決定です。
「目標コンバージョン単価の自動調整」と「コンバージョン数の最大化の自動調整」の場合、システムが広告掲載のたびに上限クリック単価を最適化します。上限クリック単価が極端に高くなってしまったり、下がってしまったりすることもあります。

「拡張CPC」は基準となる上限クリック単価を手動で決め、システムが上限30%の間で調整してくれる機能(下限はなし)なので、上限クリック単価は比較的制御しやすいです。

設定方法

「拡張CPC」の設定方法をご説明します。設定は簡単です。
まずはGoogle広告の管理画面を開きます。

①「キャンペーン」をクリック
②「拡張CPCを設定したいキャンペーン」を選択

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③「設定」をクリック
④「入札戦略」をクリック
⑤「拡張クリック単価を使ってコンバージョンを増やす」をクリック
⑥「保存」クリック

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※「拡張CPC」を使うには、まずコンバージョントラッキングの設定が必要です。

まとめ

「拡張CPC」は設定も簡単で、お手軽に利用できる機能です。
これまで手動だけで調整していた方も、「拡張CPC」に頼ってみてはいかがでしょうか。
過去にコンバージョンが獲得できていたキャンペーンであれば、成果改善につながる可能性は大いにあります。

永田 光毅

人の2倍知恵を絞ることをモットーに日々奮闘しております。
仕事に対する熱い情熱だけは誰にも負けません。


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